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映像作品を作りたい気持ちがKAIZENで開花。「自分より堕落している人はいない」と言う受賞者が大手顧客から直々に賞のノミネートを打診されるまで

8年目を迎えるグロースハッカーの祭典「Growth Hacker Awards 2022」で大日本印刷賞を受賞したmotomoさん。1万人を超えるグロースハッカーの中で選ばれたそのスキルとマインドに焦点を当て、受賞者の仕事へのスタンスや成功の秘訣についてお伺いしました。

自分一人の力でもお金を発生させられるんだ、という実感を得た

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──今回は、Growth Hacker Awards 2022の大日本印刷賞を受賞されたmotomoさんにインタビューをしていきます。まずは自己紹介をお願いします。

motomo:よろしくお願いします。motomoです。私は以前はゲームの会社でCGを学んでいました。昔からピクサーの作品が好きで映像会社には憧れがあったのですが、自分には無理だと思って考えもしていませんでした。そんなときに知人からCGを学んで就職できるところがあると教えてもらいまして、自分もやってみたいと思って東京に行く決意をしました。そこでCGを学んでからゲーム会社に就職し、ゲーム内映像を作るチームに入って、CGアニメーションの経験を積んでおりました。

──KAIZENで動画制作をやってみようと思ったきっかけは何ですか?

motomo:最初のきっかけは、コロナ禍で会社の仕事がリモートワークになったことです。リモートワークで通勤の時間が無くなったのでこの時間を使って収入を増やせないかと思って調べていたときに、Kaizen Platformさんのことを知ったという経緯になります。これは自分もできるかもしれないと思い、最初はコンペ式のオープンオファーというところからスタートしました。

──自分で直接映像の仕事はできないと思っていたけれど、KAIZENでチャレンジしてみたら意外とやれそうだと。

motomo:チャレンジしたらやれるというということがわかってきました。他の方と比べたら自分もまだまだですが、最初の頃よりは絶対に成長している実感があります。Kaizen Platformさんに出会ってから「自分にはできない」という考えはとりあえず置いといて、やりたいことはなんでもやろうというマインドに変わりました。

──自信が出てきているんですね。

motomo:そうですね。自分にはできないという思考を取っ払って、いろいろなことにチャレンジしてみようと考えるようになりました。最近は絵にも挑戦しています。

自信のポイントは収入が増えたからではなく、自分一人の力でもお金を生み出せるんだ、という実感を得たからです。会社員時代の考え方や行動力だと、仮に会社が潰れたら絶対に路頭に迷っていたと思います。でも今ならフリーランスで頑張る、転職するなどいくらでも選択肢がありますし、場合によってはいくらだってバイト掛け持ちしてやるという気概すら生まれました。つまりは選択肢があるという状態が自信に繋がっていると思います。

──応募されている数が非常に多く、ほぼ全部に応募しているような勢いだということを伺いましたが、とにかく数をこなすといったことを意識されていたということですか?

motomo:そうですね、一つも逃さないようにしようと自分の中でルールを作っていました。これができないようではダメじゃないかと自分を鼓舞するつもりで。

元々自分は堕落した人間だと思っていまして、人間的に本当にスペックが低く、それこそ遅刻することなどはしょっちゅうありました。だから、自分一人でやらなくてはいけないという部分は不安でしたが、KAIZENで動画を評価してもらい、たくさんお仕事できたことで不安が解消され、今の私があります。

自分で自分のことを正解だと思わず、会社に居るより断然成長が早い場所で映像制作力を磨く。

──大日本印刷さんから直々に「motomoさんの動画をノミネートしてほしい」といった打診があったと伺っています。受賞してみて率直な感想をお聞かせいただけますか?

motomo:大日本印刷さんとは文字だけでのやりとりでしたが、作っているときに心がけていたことがあります。それは、注文している人は実在して、お金を払っている人もいて、当然そこにかける思いもあるということ。

だから自分も、適当に終わらせるということは絶対にないようにと決めていました。大日本印刷さんが感謝の言葉を言ってくれたときに、一生懸命作りましたと胸を張って言うことができたし、これからも一生懸命やり続けるのが大事なんだと再確認しました。

受賞して私の中で変わったこととしては、デザインに対する審美眼が身についたことです。今までの私は、色味やデザインは本当に適当にやってしまっていて、アニメーションだけできればいいやと思っていました。

でもいろいろな作品を見ていると、色味がちゃんとしているアニメーションって本当に綺麗だなあと感じることが増えて、目線や角度が変わってきたと思っています。ここは絶対こうしなくちゃいけないという自分の中のルールが出来上がって、作品を作るときのブレがなくなりました。

──自分の得意不得意を鑑みて、案件を選ぶということはありましたか?

motomo:基本的に、自分の中に得意不得意をあまり作りたくなくて、不得意だから断るということはあまりしませんでした。それに携わってみて初めて見えてくるものがあると思うので、むしろいろんなことをやりたいですね。

以前の職場だと一つのことをずっとやるスペシャリストを目指すという感じになってしまいましたが、何足もわらじを履いていると、自分の好きな方向性と、それを達成するための手段が結びついてきます。将来的に映像制作をやりたいと考えているなら、会社に居るより断然成長が早いかと思っています。

──お仕事をする上で大切で大切にしていること、重視している価値観はありますか?

motomo:自分で自分のことを正解だと思わないことです。先に自分のオリジナリティを出しちゃうと、少ない引き出しの中であれこれ考えることになるので、成長速度が遅くなってしまうと思っています。だから自分の感覚はいったん置いといて、まずはいろいろな参考資料を見ることを心がけています。

というのも、自分が作った動画と他の人の動画を比べたときに、自分の動画はユーザーに与える衝撃が少ないな、と感じることがありました。そこで、どのような手法を用いれば衝撃を与えられるかと考えたときに、実際に自分の目で見てみて最も衝撃的だった作品を参考にしようと考えました。決して自分の頭の中だけで「これなら衝撃を与えられるだろう」というような、感覚に基づく取り組み方はしないようにしています。

「自分にも挑戦の権利があるんだ」と思って欲しい

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──今後チャレンジしていきたいことはありますか?

motomo:最初の目標は「自分の映像作品」を作ることですね。それを自分の中で納得するレベルでできるようになれば、きっとすごく楽しいと思います。もちろんKaizenさんの動画制作の案件も楽しくやらせていただいていますが、しいていえば映像作品を作るのが一番楽しいので、そのためにいろんな分野にチャレンジしています。絵に挑戦しているというのもその足掛かりの一つです。

──Kaizenで仕事の量や幅を広げていくことで、ご自身が作りたい映像作品にどんどん近づいているという感覚はありますか?

motomo:数をこなしていくことで、使用するツールも増えていくし、それによって映像のスキルがどんどん上がっていきますね。また、今までは週休2日で働いていて休みになると嬉しいなという感覚でしたけど、今は1日何もしていないとソワソワする体になりましたね。それは何かに追われて苦しいからという意味ではなく、習慣になって体に染みついたというイメージです。

──最後に、これから賞を目指す人にメッセージをお願いします。

motomo:私は本当に何も考えていない人間で、自分より堕落している人はいないと思っているところがあります。でも今こうやって仕事ができて、賞をもらえるまでになった。そう考えたら安心する人もいると思いますし、「自分にも挑戦の権利があるんだ」と思っていただきたいなと。

また、楽して稼ぐという考えではなく、自分が身につけたいスキルのために取り組むという感覚が必要だと思います。以前、私の友人が「俺もやってみたい」と言ってきたので、AfterEffectsの使い方を教えたことがありましたが、友人は途中で挫折してしまいました。私は元々映像作品を作りたいという目標があったので、その手段としてAfterEffectsを使うことに何の躊躇もありませんでしたが、そうでなければすぐにツールの学習という壁にぶち当たることになります。だから、まずはやりたい目標があって、それを実現するための自分の選択肢を増やすことに集中したほうがいいのかなと思います。

──本日はGrowth Hacker Awardsの大日本印刷賞を受賞されたmotomoさんにインタビューさせていただきました。本日はどうもありがとうございました。

motomo:こちらこそありがとうございました。

(インタビュー:Shovell所属 さしみ)

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