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プロフェッショナル性を最大限発揮できるよう、安心を担保する。Kaizen Platformの経営管理部が語る業務委託メンバーとの理想の関係【働き方多様化支援プロジェクト 座談会vol.3】

Kaizen Platformでは、創業時から業務委託メンバーが多く所属しています。Kaizen Platformが取り組んでいる顧客体験DXの領域では、生成AIの普及やプライバシー強化など市場の変化も激しく、お客様からの需要も高まっている正社員の採用に加え、業務委託の採用も強化しています。

また、2024年11月1日から「フリーランス・事業者間取引適正化等法」が施行されることで、フリーランスとの取引条件や働き方に関するルールがさらに厳格化されることが予想されます。この法律では、発注事業者に対して取引条件の明示、報酬の60日以内支払い、ハラスメント対策の体制整備が義務付けられています。

こうした変化を見据え、私たちは業務委託のメンバーも「なめらかな働き方」を実現できるような制度整備を進めています。今回は、その取り組みや業務委託メンバーに求める資質について話を聞きました。

(写真左)人材開発グループ 河谷弥代子さん
(写真中央) 労務グループ 渡邊大介さん
(写真右)総務・法務グループ 山田芳弘さん

業務委託に求めるプロフェッショナリズム

河谷:Kaizen Platformには、ミッションである「Kaizen the World 〜なめらかな働き方で世界をカイゼンする」を実現するためのカルチャーとして、「グロースハッカー・ウェイ」というものがあります。これは人事制度と文化の根底にある価値観・主義のことで、その中には「Kaizen Platformでは、個人の才能と情熱を最大限引き出して、良い仕事を追求しやすい環境をつくる」という文言があります。

個人の才能と情熱を発揮するにあたっての障壁は、会社が組織力を使って取り払うということです。「個人」には、正社員だけでなく業務委託の方も含まれます。

山田:働き方の多様化が進む中で、業務委託の方々の選択肢も確実に広がっています。私たちは創業時から就業形態にとらわれない、なめらかな組織づくりを目指してきましたが、今は業務委託の方々にとっても魅力的な会社であり続けることが、より一層重要になってきていると感じています。

私たちが期待しているのは、プロフェッショナルとしての高い専門性と意識を持って、お客様の課題を一緒に解決していただける存在です。そのためにも、業務委託の方々に知見や経験を最大限活かしていただける環境を整えることが重要です。これまで以上に制度や組織のあり方を深く検討し、整備を進めていく必要があります。

就業形態に関わらない安心・健康な働き方の追求

ー業務委託の方向けの取り組みについて教えてください。

山田:労務の立場から見ると、正社員だけでなく、業務委託の方々も「なめらかな働き方」に含めていますよね。

渡邊:僕自身、業務委託の方と一緒に仕事をするのは初めてで、契約の基本から勉強しているところです。フリーランス新法を踏まえつつ、会社として業務委託の方々に何ができるかを考え、2024年からKaizen Platform独自の取り組みとしてフリーランス健診も始めました。これはKaizen Platformのミッションに沿った新しい取り組みで、試行錯誤しながら進めています。

河谷:フリーランス健診は反響が大きかったですよね。現場でフリーランスの方に会った時、「受けたいです!」とか「Kaizen Platformらしい勇気ある取り組みですね」と言っていただきました。

フリーランスは報酬や業務範囲が守られる一方で、健康面のリスクがあります。ちょっと体調を崩すと、生活に影響が出ることもあります。そうした健康リスクを抱えて欲しくないので、会社として守れるところはしっかり守り、サポートできる部分を増やしていきたいです。

業務委託メンバーの安心をサポートする取り組み

渡邊:法的な違いは押さえつつ、就業形態に関わらず、みんなが安心して健康的に働ける環境を作ることが大切だと考えています。報酬面がどうしてもクローズアップされてしまいがちですが、フリーランス新法でフリーランスの保護が社会的にも強化され、今後はさらに何ができるかを考えています。フリーランス健診だけでなく、eラーニングの導入など能力開発のサポートも検討中です。

山田:市場環境の変化が加速する中で、お客様が直面する課題も急速に多様化しています。その中で価値あるソリューションを提供し続けるためには、Kaizen Platform自身もより多くのケーパビリティを持つ必要があります。

私たちは、より良い顧客体験の提供というゴールに向けて、その都度、最適なスキルや経験を持ったプロフェッショナルなチームを組成しています。それぞれの専門性や強みを持ち寄り、一つのチームとして課題解決にあたる。これこそが「KAIZEN ONEDER TEAM」の肝であり、私たちの強みでもあります。

この強みを継続・強化していくためにも、就業形態に関係なく多様性をリスペクトし合える文化を大切にし、より多くの才能が集まる会社を目指していきたいと考えています。


Kaizen Platformでは業務委託メンバーをビジネスパートナーとして捉え、フリーランス健診の導入やeラーニングの検討など、プロフェッショナルとして最大限の力を発揮していただくための環境整備を進めています。

しかし、これは単なる制度づくりに留まりません。正社員、業務委託という枠を超えて、一人ひとりが持つ才能と情熱を最大限に活かせる組織でありたい。そして、その多様な才能が交わることで、より大きな価値を生み出せる場所であり続けたい。それが私たちの目指す「KAIZEN ONEDER TEAM」の姿です。

では、このビジョンの実現に向けて、具体的にどのような取り組みを進めているのか。次回は、フルリモートを前提とした働き方や、オフィスの新しい役割など、より具体的な施策について紹介します。


*Kaizen Platformでは、一緒に働くメンバーを募集しています。カジュアル面談も随時行なっていますので、まずはお気軽にお申し込みください!

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