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Kaizen Platform 2024年第1四半期決算説明会レポート「生成AIを活用した顧客体験DXで、人件費低減とROI向上を図る」

こんにちは!Kaizen note編集部です。

2024年5月15日、株式会社Kaizen Platformは2024年12月期第1四半期の決算を公表しました。

本記事では、2024年12月期第1四半期の業績ハイライトをお届けします。


2024年12月期 第1四半期の業績:市場の需要に対応し、順調な滑り出し

2024年12月期 第1四半の売上高は11.2億円、EBITDAは3,200万円、営業利益はマイナス2,900万円、経常利益はマイナス2,000万円、最終利益はマイナス5,500万円となりました。前年同期比で見ると、売上高は3.5%増、EBITDAは11.0%増となっています。

今期の業績予想としては、売上高が45億円、EBITDAが2億5,000万円、営業利益が1,000万円、経常利益が0円、当期利益がマイナス3,000万円と開示しております。現在、需要が非常に高まっているため、採用を強化しつつ業務を進めており、計画通り順調な滑り出しを見せています。

高評価を得たウェブアクセシビリティの取り組み

事業ハイライトとして、2年前にM&Aでグループ入りした株式会社ディーゼロの成果をご紹介します。ディーゼロは、この4月から法律で合理的な配慮が義務化されたウェブアクセシビリティの対応を進めています。この法律は、障害を持つ方や高齢者など、誰にとってもアクセスしやすい状態を担保することを義務付けています。その結果、非常に多くのお問い合わせをいただいております。

直近のリリースとして、東急不動産ホールディングス株式会社様のサイトリニューアルを担当しました。このリニューアルにより、外部評価も向上し、IRで最優秀賞を受賞しました。現在、IRなどの評価においても、このアクセシビリティが非常に重要となってきており、高い評価をいただいております。

さらに、アイン薬局を経営する株式会社アインホールディングス様でも、デジタルでの処方せんなどが注目を浴びる中、サイトのリニューアルを行い、デジタルのプレゼンスを高めるための支援を行いました。こちらの事例でも、ウェブアクセシビリティの重要性が高く評価されています。

ISMSの国際規格「ISO/IEC 27001:2022」認証取得とAIを活用したUX改善メニューのリリース

弊社では、サイト制作以外の開発案件も非常に多くいただいております。その一環として、ISMSと呼ばれる情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27001:2022」認証を取得しました。我々は大企業のお客さまが多く、開発を受注する際にはセキュリティ環境が非常に厳しく見られます。お客さまに安心していただけるよう、こちらを取得しました。

また、生成AIのアップデートが非常に激しい中、当社は生成AIをお客さまのサイト体験に埋め込む「KAIZEN AI-UX」というサービスをリリースしました。第1弾として、お客さまのサイト内検索の精度向上に取り組んでいます。従来のサイト内検索では、検索結果にノイズが多く含まれ、必要な情報にたどり着きにくいという課題がありました。この課題を解決するために、生成AIを活用したスマート検索機能を提供しています。

『AIドリブン経営』の出版とBPOコンサルティングサービス

2024年4月に、『AIドリブン経営 人を活かしてDXを加速する』という本を出版しました。本書では、AIを活用してお客さまの体験を向上させる方法や、バックヤードの業務プロセスをAI化する方法について詳しく説明しています。

さらに、このビジネスプロセスの最適化を実現するための「KAIZEN AI-BPO コンサルティングサービス」の提供を開始しました。これにより、お客さまの業務効率を大幅に向上させることが可能です。

第1四半期の業績推移は計画通りに進行

弊社の事業は大きく「グロース」と「トランスフォーメーション」の2つに分かれています。

グロース事業については、期末の予算消化案件が今期は減少しています。第2四半期にディーゼロ社の繁忙期(3月)が計上されているため、四半期の季節性が一部変化しています。昨年までは3月末の納品案件(予算消化のための発注需要)が多くありましたが、今期はそれほど大きくないだろうと想定していました。この予想通り、今期は需要が減少しています。

一方、トランスフォーメーション事業では、コンサルティング案件が好調に推移しています。これからSESのIT開発案件への接続を増やしていく計画です。第1四半期では、採用に多くの費用をかけたため、営業利益は2,900万円の赤字となっています。

このように、業績推移については計画通りに進んでおり、今後も適切な施策を講じていく予定です。

拡大するサービスと顧客基盤

現在、当社は大企業を中心に1,278社の顧客基盤を持っています。プラットフォームの登録ユーザーも順調に推移しており、現在20,623名、その中でグロースハッカー(プラットフォームを活用する専門人材)が12,489名、アクティブグロースハッカーが1,770名となっています。これらの数値は順調に成長を続けています。

国内事業全体の取引アカウント数は439で、前年同期比で7%減少しています。これは期末の予算消化案件の減少が影響しています。一方、ARPU(取引単価)は2,471千円で14%増加しており、売上は1,085,106千円で6%増加しています。

グロース事業単体では、取引アカウント数が106で前年同期比21%減少していますが、ARPUは4,039千円で21%増加しています。売上高は428,238千円で5%減少しています。ディーゼロ社連結のグロース事業では、提案強化によりパイプラインは好調に推移していますが、一部納品タイミングのずれで売上高は3%減少の523,426千円となっています。

ハイウェル社連結のトランスフォーメーション事業では、取引アカウント数は193で5%減少していますが、ARPUは2,910千円で23%増加しています。売上は561,679千円で16%増加しています。コンサルティング案件が好調に推移しており、IT開発案件とのクロスセルで今後もARPUの向上を図っています。

採用状況は堅調

現在の需要増に対応するため、スタッフ数を順調に拡充しています。従業員数は128名、業務委託者数は55名、合計で183名の体制となっています。特に業務委託者の採用を強化しており、先行的に業務委託者数が増加しています。

以上がハイライトとなります。詳細については、下記をご覧ください。

■全文書き起こし記事

■決算説明会動画


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本記事はKaizen PlatformのIR活動等についてお知らせすることのみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。
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