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「〇〇ちゃんのママ」からフリーのグロースハッカーへ。コーディングに特化することで見えた「何でも屋にならない」キャリアの積み方

クライアント企業の事業最大化を実現する、Kaizen Platformにおいて欠かせない存在が、デザインとエンジニアリングのスキルを備えた「グロースハッカー」の方々。

WebサイトやUI画面の改善案を作成したり、バナーや資料をより目にとまりやすい動画にしたりすることで、事業をグロースさせる役割を担います。

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グロースハッカーの仕事の流れ(出典:「Kaizen Platform」

今回お話をうかがうのは、グロースハッカーの中村万智子さん。

「ママ向けWebグロースハッカー養成講座」を卒業後、Kaizenではコーディングに特化したグロースハッカーとして、サイトのUI改善業務に注力されています。

女性として、さまざまなステージを経験したなかでたどり着いたグロースハッカーという仕事。中村さんは、「何でも屋にならないこと」が大事だったと振り返ります。そんな中村さんに、年齢や時間の制限を考えたキャリアの積み方について、お話をうかがいました。

《聞き手・TAIZO(Kaizen Platform)》

「誰々ちゃんのママ」ではなく、「私」としていられる場所が欲しかった

──中村さんは「ママ向けWebグロースハッカーズ養成講座」の2期生ですよね。グロースハッカーに興味を持ったきっかけは何だったんでしょうか。

中村万智子さん(以下、中村) 夫の転勤で福岡に引っ越してきたばかりのとき、日経ウーマン主催の働く女性向けイベントがあったんです。友達もいないし、暇だったのでふらっと立ち寄ってみたら、そこでママグロースハッカーズがブースを出していました。

ママグロースハッカーズのことは、元々名前だけ聞いたことがあったんです。そのときちょうど2期生の募集をしていて、説明会が数日後にあるということだったので、「まあ、行ってみようかな」くらいの軽い気持ちで行ったのがきっかけでした。

──なぜ説明会に行こうと思ったんですか?

中村 福岡でやることが欲しかったんです。何かを見つけたかったんだと思います。

福岡に引っ越してくる前は仙台に住んでいたんですけど、そこで「3.11」を経験したんです。当時は街も雰囲気も真っ暗でした。そんななか、私はライターとして、震災の中でも自分のやりたいことを見つけて起業していく女性たちを取材していました。そういう女性たちを見ていたら、自分も何か「これだ!」っていうものが欲しくなってしまって。

実際にイベントに行って1期生の方たちを見ていたら、「ここに入ったら友達ができるかも!」とわくわくしました。

──友達が欲しいという気持ちも大きかったんですね。

中村 そうですね。結局、子供ができると母親という立場でしか、人間関係が広がらなくなってしまって。主語が「誰々さんの奥さん」や「誰々ちゃんのママ」になってしまってから、少しずつ、私という人間がなくなってしまう感覚がありました。

──Webに関するお仕事の経験はあったんでしょうか?

中村 父親がコンピューター好きだったこともあり、小さい頃からコンピューターが身近な存在で、大学卒業後も酒造メーカーの研究所でコンピューター解析をしていました。そこから、異動や出産、夫の転勤といった理由で職を転々とするのですが、二人目の子どもが生まれてからはクラウドソーシングサービスに登録して、WebライティングやWordPressの更新、EC系の受注管理などをしていましたね。

──なるほど。形こそ違えど、ずっとコンピューターやネットワークを活用した仕事をされていたんですね。

「何でも屋にはならない」コーディングに特化して切り開いた自分の道

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中村さんとお子さん

──「ママ向けWebグロースハッカー養成講座」を卒業したからといって、努力なしではKaizenのお仕事は続けられないと思います。そんななかで、中村さんはKaizenが国内外約10000人のグロースハッカーから成績優秀者を表彰する「Growth Hacker Awards 2019」で受賞するほど活躍されていますが、そこまで頑張り続けられた要因って何だったんでしょうか。

中村 一番は、「元を取らなきゃ!」という思いです(笑)。「ママ向けWebグロースハッカー養成講座」の授業料を考えると、元取らないで辞めてどうするの! って。

夫は「やりたいことをやりなさい」と言ってくれる人なんですが、だからと言って、お金も時間もかけて講座に通い何の役にも立ちませんでした、では自分が納得できなくて。飛び込んだからにはある程度の物を持って帰りたいんです。

──覚悟を持って挑戦されたんですね。

中村 そういうモチベーションもありつつ、私の場合は1期生の方や同期、先生が、困ったときには助けてくれたことが大きいですね。福岡の方たちはみんな懐が広いのか、技術的なことにもプライベートな話についても、ものすごくオープンに接してくれたのでありがたかったです。

──「ママ向けWebグロースハッカー養成講座」で得たものって、スキルだけじゃなく、人とのつながりや人脈を得られたことが大きかったんですか?

中村 そうですね。それが一番の財産だと思ってます。そこがベースにあったから、自分に合った道を見つけることができたのかなと。

企業のWebサイトの会員登録者数や販売数が増えるように、ユーザーが扱いやすい配色やレイアウトに改善していくグロースハッカーにとって、デザイン技術は不可欠なんです。でも、私は途中で、デザイン領域はダメだなって思って手放す覚悟をしました。周りにコーディングが好きな人はそんなにいなかったけど、私はコーディング1本でやっていこうと決めて、それからはとにかく走りぬきましたね。

──「Growth Hacker Awards 2019」で受賞されたとき、「いつも人と違うものを作ろうとしてます」って言っていましたよね。今の話を含めて考えると、中村さんは「人と違うものを作る」というより、「自分らしいものを作る」ということなのかなって、少し思いました。でも、どうしてコーディングに特化できたんでしょう?

中村 年齢的に、今からエンジニアとして全ての技術を吸収しようとするのは難しいなと思ったんです。だったら、私はデザインもコーディングもできる人じゃなくて、デザイナーと組んでコーディングをする人になればいいんだって。

酒造メーカーにいたときに上司から、「何でも屋になるな」って言われたんですよ。 コンピューターが扱えるようになると、ある程度のことは応用でなんとなくできてしまう。それで、コンピューターに関することを何でも人から頼まれるようになるけど、何か自分らしいモノを見つけなさいって。フリーランスのグロースハッカーという働き方をしてみて、その言葉の意味がやっと分かりました。

──Kaizenの案件でも、一つの仕事を分担してやることは可能ですもんね。

中村 もちろん一人でできれば、それが良いんですけどね。でも子育てもあるし、時間の制限があって難しい。自分が3人くらいいればいいんですけどね(笑)。

グロースハッカーに興味を持っている方へメッセージ

──最後に、グロースハッカーに興味を持っている人たちに、メッセージをいただきたいです。

中村 私は「やらずに後悔するよりもやって後悔したほうがいい」と思っているのですが、とりあえずやらないと始まりません。仕事量や時間を自分で調整できるグロースハッカーは、これから何か挑戦してみたいときの第一歩としては、ちょうどいいのかなと。やりたいと思って、一歩でも踏み出せる環境なのであれば、とりあえずやってみればいいと思います。

Kaizenに関わらせてもらったことで、私は今、扉を開くことができて、その扉の先でいろんな人や繋がりがあって、そこから仕事が生まれていきました。そして何よりも、「自分はこれでいいんだ」というものを見つけるきっかけになってくれたものなので、本当に感謝しています。

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同じ「ママ向けWebグロースハッカー養成講座」出身のグロースハッカーで、ママ友でもある石田真紀子さん(写真左)と中村さん(写真右)

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