【イベントレポ】『DX Drive2020』に行ってきた!
2020年2⽉7⽇、Kaizen Platform主催のイベント『DX Drive 2020』を開催いたしました。今回は、公式レポーターとして、実際に参加した方の声をお届けします。第一弾は、浜内たるぼさんにまとめていただきました。
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こんにちは!はじめまして!浜内たるぼといいます!
日頃は某ソフトウェアメーカーで自社製ツールの活用支援(カスタマーサクセス)のお仕事をしていますが、時々イベントに参加してレポートを書いている者です。
日頃はTwitterに生息しています(๑•̀ㅂ•́)و✧
今回はKaizen Platformさん主催のイベント『DX Drive 2020』に参加しましたので、そのレポートを書いていきます!
デジタルトランスフォーメーション(以下DX)は私がいまお仕事で扱っているツールとも関連あるテーマなので興味があり、参加させていただきました!
DXとは以下を意味します!
事前の認識合わせのためにお目通しください!
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活⽤して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変⾰するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業⽂化・⾵⼟を変⾰し、競争上の優位性を確⽴すること
(参照元: デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX 推進ガイドライン)Ver. 1.0/経済産業省)
イベントのセッション等については後ほど素敵な記事があがる予定ということで、私からはいち参加者としての感想を書いてまいります!
DX関連プロダクトがたくさんの展示ブース!
会場は渋谷ストリーム!何気に初めての場所だったので、とてもワクワク((o(´∀`)o))
会場にはDXに関連する製品の展示もありました!
バーチャルなファッションショッピング体験だったり…
ホワイトボードのデジタル化や、
タッチパネルになってるサイネージなどなど!
↓イメージはこんな感じ。
これまであった体験をデジタルでよりブラッシュアップし、デジタルだからこそできる一歩進んだ体験の提供を試行している様子が伺えました!
最後のデジタルサイネージは実際に使っているところを見たことがあったので、チームラボのご担当者様にコンテンツを表示するシステム周りまでお伺いできて楽しかったです(・∀・)
別のフロアでは、コーヒーマシンもお出迎え!交通系電子マネーでピッとするタイプですね。
飲み物を選ぶときに今の気分を入力してメッセージを出したりできるそうです!かわいい٩( ╹▿╹ )۶
ICカードで個人も識別できるでしょうし、もっと踏み込んで、健康管理のターミナルとして使える未来があるんじゃないかなぁとか思いました!今後に期待です(๑•̀ㅂ•́)و✧
そして動画やDX計画策定ワークショップも開催されていました!実際に手を動かすのもできるのよきですね(・∀・)
今回は時間の都合で参加できなかったので、どこかで似たような機会があれば是非参加したいです💪
展示を巡ってからメインのセッション会場へ!
ここではいろんなセッションが繰り広げられておりました!
各セッションの詳細は別の記事があがることと思いますので、ここではセッションすべてを通して感じた/考えたことを書いてまいります。
「DX」の課題は「レガシーシステム」と「人」
すべてのセクションを通して実感したことですが、デジタルトランスフォーメーションの課題は「レガシーシステム」と「人」という点です。
当時は最先端だったけれど、時代を経るにつれて古びながらも増改築された伏魔殿のようになっている昔ながらのシステム、皆様のお仕事でも使っていたりしませんでしょうか。
当時は勝手が良かったかもしれませんが、それも今は昔。
そうそう切り替えもできないけれど、ビジネス部門の要求と乖離していき…という話にはとても共感しました。
それというのも、私も以前「このシステムのせいで逆に大変になっている部分あるんじゃないか…?」と思ったことがあり、実体験に即したお話だったのでうなずきまくっておりました!
また、「人」については、現状維持バイアスとの戦いと理解しました。
慣れ親しんだ今のままがいい、と変化しなくなってしまうパターン…
これは人間誰しも持っている性質のため、仕方ない部分でもありますが、乗り越えていかないといけないポイントですね(´・ω・`)
対処方法として、「小さなステップを踏んで少しずつ前に進んでいくこと」と挙げられていました。
一気に変化しようと思うと負荷がかかり過ぎるので、全社で変える前に一部支店だけ、もっと細かく言えば部署やプロジェクトでやってみて成功事例を出してから全社展開していく、少しずつの精神が大事なようです。
また、これまで経験がないことをしていくので、社内(主に管理層)の知見がなく施策を取り進める上でのジャッジができなかったり、DXでの理解を得られないまま中途半端な状態になってしまうというのは興味深かったです。
過去の成功体験はそこそこに、今を見つめて少しずつ改善していく姿勢を持ちたいなと強く思いました。今は2020年なのですから。
「5Gの世界」はまだまだこれから
まだ5G通信が普及していないので当たり前ですが、セッション全体が4G通信でのDXの話だったような印象を受け、5Gの世界はこれから明確になっていくのだろうなと思いました。
通信量が増えるので動画が増える(そして動画の方が見てもらえるし、造り手側も稼げる)という点は理解しましたが、「なんで動画の方がいいか」「動画が圧倒的に増えてきて動画が珍しくなくなった中での動画制作やマーケティング施策がどう変わっていくのか」「稼げるの動画の価値(売れない動画と何が違うか)」などは特に言及がなかったので、今後の世界を直で見ながら考えていきたいなと思いました。
勿論、現状(4G)でも様々な取り組みが行われており、セッションの中で挙げられていたものではInstagramでのコミュニケーション事例はとても興味深かったです!
中でも気になったのは、ファッションブランドのCOHINAさんのInstagram施策「ストーリーズオーガニック」。
簡単にユーザーアンケートを取れるようになっていて、回答を元に販売施策を考えていらっしゃるそうで、とても効果的にデジタルを使っていらっしゃる素敵な事例でした(๑•̀ㅂ•́)و✧
オーガニックと広告の関係性もわかりやすい表にしていただいていたので、自分の知識の整理にもなりました。
アワードは受発注者どちらにもメリットがありそう
「Growth Hacker Awards 2019 表彰式」という、Kaizen Platformさんのサービス「Kaizen Ad」で顕著な成果を上げたグロースハッカーさんに対する表彰も行われていました。
印象的だったのは、「Kaizen Ad」で発注をしている企業さん自身が、自社の名前を冠した賞を、受注者の方に対して直接手渡ししていた点です。
「発注者から受注者に対して直接感謝の意を伝える場」として機能しており、なかなかそんな場って無いと思うので、とても素敵だなと思いました(・∀・)
受注者からするとひとつの権威付けにもなりますし、受賞していない方々でも目指す目標として大きなモチベーションになるでしょうね!(受賞者の方で感極まって泣いている方もいらっしゃり、私もうるっときました)
発注者目線としてもスポンサーメリットがあるのでしょうし、「これがWIN-WINってやつか…」と思いながら、受け渡される感謝の意を眺めていました。
変わるには、内部・外部の目の両方が必要
最後のプログラムとなった箕輪さんと須藤さんのセッションでは、「ただのサンダルにどう価値をつけるか?」「ハック思考は大喜利(問いそもそもを疑いに掛かる)」といった名言がガンガン飛び出る内容でした。
個人的に最も気になったのは、「変わるには、内部・外部の目の両方が必要」という点。
組織内部にいると外部とのズレに気づけず、変化ができないとのこと。そこで外部と手を取り合って、未来への扉を開いていく。日本の歴史的にも、尊皇攘夷が例に出されていましたが、そういう例がとても多いそうです。
そうした目線で歴史のイベントを捉えたことがなかったので、とても新鮮な発見でした。
また、この「内部と外部」という考え方は、個人の場合にも言えることだと思います。自分を変えるのに旅や引っ越しや転職なんかがいいというのは、これまでと外部環境を変えて自分を相対的に見ることができるようになるからなので、まさにこの「内部と外部」という考え方そのものです。
DXにおいても内側だけで頑張っていく以外にも、外側からの声を取り入れていくのがひとつの突破口として作用する可能性が高いのであれば、どんどんやっていくべきなんだろうなと思いました。
まとめ
DXが大テーマのイベントでしたが、全体的を通してデジタルに限らず「変化にどう向き合うか」を考えさせられる内容でした。
今の仕事でもDXに関連するツールを提供している立場ですので、今後の私のお客さんへの向き合い方にも参考になる考え方が満載だったとても素敵なイベントだったと思います!
5Gの世界が来てから再度開催してほしいと切に思いました(・∀・)
本当にありがとうございました!
<文・写真:浜内たるぼ さん>