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「より視聴者の顔が見えるようになった」TVとWeb、両領域で動画制作をおこなう副業グロースハッカーになって得たもの

クライアント企業の事業最大化を実現する、Kaizen Platformにおいて欠かせない存在が、デザインとエンジニアリングのスキルを備えた「グロースハッカー」の方々。

WebサイトやUI画面の改善案を作成したり、バナーや資料をより目にとまりやすい動画にしたりすることで、事業をグロースさせる役割を担います。

今回お話をうかがうのは、グロースハッカーの常住純さん。

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常住さんは、福岡の制作会社に所属し、フルタイムでテレビの通販番組などを制作しながら、グロースハッカーとして『Kaizen Ad』の動画制作をおこなっています。

本業をもちながら、副業という形で毎月複数の案件に携わる常住さんは、Kaizenのグロースハッカーの中でも珍しい存在。そんなふたつの領域で活躍する常住さんに、「副業としてのグロースハッカー」「テレビとWebでの、動画制作の違い」について、お話をうかがいました。

《聞き手・TAIZO(Kaizen Platform)》

本業とKaizen、制作スケジュールの大きなギャップ

──常住さんはグロースハッカーの中では珍しく、本業と両立しながら活動されていますよね。本業について、具体的に教えてください。

常住純さん(以下、常住) 福岡県にある、通販番組メインの制作会社に勤めています。3年間のAD時代を経て、現在はディレクターとして、企画・台本・撮影・演出・編集などの業務を監督しています。

──映像クリエイティブを担当するいわゆる「クリエイター」とはまた違って、「監督」なんですね。Kaizenでは前者として携わられていますが。

常住 そうですね。編集は専門のエディターが担当しているので、僕は社内では監督業務がメインです。ただ、編集自体は好きなので、もともと趣味的に「Premiere Pro(動画編集ソフト)」や「After Effects Premiere Pro(動画編集ソフト)」を使っていました。

──本業のような番組制作とは異なる部分も多いと思うのですが、Kaizenの仕事を実際にやってみてどうでしたか?

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常住 本業は、場合によっては30分番組をつくるのに約1ヶ月かけて企画を練り、打ち合わせ、撮影、編集作業……とトータルで3ヶ月くらいかけるときもあるんです。だから受注から納品まで3〜5日でこなしてPDCAをどんどん回すKaizenの仕事とは、ギャップがありましたね。すごく効率が良いなと思いました。

──常住さんがKaizenの仕事を始めてからまだ数ヶ月ですが、実際の業務のなかで、慣れるまで難しかったことってありますか?

常住 動画制作に関してはもともと本職なので、技術的なことは問題ありませんでした。ただ、本業ではお客さんに直接ヒアリングして、絵コンテを描いてから制作に入るのに対して、Kaizenではお客さんの要望を文章(原稿案)からすべて読み取ることになるので、苦労しましたね。思うように先方の意図を汲み取れるようになるまで、2〜3ヶ月はかかったと思います。

──他の方に聞くと、お客さんとの直接のやり取りが発生しないことを「楽でいい」と考えている人が多いのですが、常住さんはお客さんと打ち合わせをしてから始めるほうが慣れているんですね。

常住 そうなんですよね(笑)。でもそのおかげで、Kaizenは短時間で動画を仕上げられる。クリエイターとしては、慣れればその方が楽だなと思います。

Web動画制作を経験し、「視聴者の顔が見えるようになった」

──本業での番組やCM制作と、『Kaizen Ad』の動画制作のときで、考え方に違いはありますか?

常住 僕がつくっている通販番組やCMは、商品やサービスを売るという明確な目的があるので、数字が最優先で考えるようにしています。そこがベースとしてあったから、クリエイターが陥りやすい自分が表現したいものと求められるものの齟齬もなく、Kaizenの仕事と相性がいいと思いました。ただ、表現手法に関しては、やはりテレビとネットで違いを感じますね。

──たとえば、どういったところに?

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常住 テレビは、録画しない限り戻ることができないから、わざと何度も同じカットを使って視聴者の意識に刷り込んでいくとか、見逃し・聞き逃しをさせないよう何度も見直してつくるようにしています。

KaizenとつくるWeb動画の場合は、その場で売り「衝動買い」をさせるのではなく、ユーザーを商品やサービスの詳細ページに「誘導」することが目的じゃないですか。15秒の動画の中でそのモノの良さを伝えて、気になる! と思わせるのが重要で。

繰り返し同じカットを使うよりも表現を変え、目新しさのようなもので魅力を伝えないとページには飛んでもらえない。だから、情報の出し方や演出に関しては考えることが変わってきますね。Kaizenでの仕事のほうが表現手法に自由度があるイメージです。

──Kaizenで考えて得たものが、テレビの仕事に活きることもあるんでしょうか。

常住 そうですね、テレビの前の視聴者さんの顔が、より見えるようになったとは思います。

──顔が見えるようになったというのは?

常住 これまで「どうすれば売れるか」「どうすれば漏れなくメッセージを伝えられるか」に比重を置いていたのに対し、表現方法を変えることで、ユーザーに商品やサービスの魅力が本当に伝わるか、をより一層意識するようになりました。そこはKaizenの仕事を始めてからテレビの仕事にも反映されているのかなと。

また、Kaizenとつくった動画はSNSでの配信が多いので、自分と同世代の人をターゲットに考えられるというのも「より顔が見えるようになった」要因だと思います。

本業とグロースハッカーの両立を目指す人へ

──常住さんのように、会社員をしながらグロースハッカーとしても活躍するという働き方に挑戦したい人は少なからずいるのではと思っています。両立して働くことについて、どう感じられますか?

常住 家に帰ってからKaizenの仕事をやっているので基本ずっと働いてます……(笑)。でも、それも報酬という形でちゃんと返ってくるから頑張れます。Kaizenの仕事はやっていて面白いし、僕にとっては趣味みたいなものだったので、それで食べていけるというのは良いですよね。映像をつくるのが好きな人やそれを生業とされている方が知ったら、みんなやりたがるんじゃないですか?

──本当ですか? 嬉しいです!

常住 本業の労働時間外に働ける時間がつくれる人にとって、Kaizenのような場所を提供してもらえるのはすごくありがたいですよね。夢があると思います。今後も動画制作に携わっていきたいので、本業とKaizenの仕事を両立してスキルアップしていきたいです。

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