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「都心と地元のギャラの差は?」「移住して何が変わった?」地方在住の映像クリエイター3名が語る『自分らしい働きかた』【前編】

全国で約10,000名のクリエイターが登録するKaizen Platformが、オンラインでクリエイターのみなさんとトークイベントを定期開催。本noteでは、そのレポートを掲載いたします。

今回のテーマは、「自分らしい働き方」。グロースハッカーとして活躍する、北古賀紀行さん、重山知久さん、西村大さんの3名にご登壇いただきました。

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北古賀さんは、20年以上デジタルコンテンツ制作に注力してきたベテラン。2014年にKaizen Platformのグロースハッカーとして登録以来、サイトのUI改善と動画制作、ふたつの領域で年間200件を超える案件に携わってきました。映像制作の講師としても活躍しています。

重山さんは、自身が福岡に構える会社で、九州で開催されるイベントのポスターデザインやTVCMを作るクリエイターとして活躍する傍ら、オンラインを通してKaizen Platformの動画制作を担われています。

西村さんは、システムエンジニアやデザイン講師などの仕事を経て、現在は3Dプリンターを使ったプロダクトデザインの仕事と並行し、映像制作をするグロースハッカー。去年、未経験からKaizen Platformでキャリアをスタートしました。

それぞれ、地方からリモートで取り組むというスタイルを選択し、ご活躍するみなさんに、どのようにして今の働き方に行き着いたのか、現在の働き方に感じることを伺いました。(聞き手・Kaizen Platform Taizo)

全国に散らばるグロースハッカーたち

Taizo 今日はみなさんと「自分らしい働き方」をテーマにお話したいと思ってお集まりいただきました。僕たちKaizen Platformは、7年前の創業時からリモートワークを推進してきました。いわば、自分に適した場所で仕事するための環境整備を得意としています。

今日お呼びしたみなさんも、それぞれグロースハッカーとして、リモートでKaizen Platformとのお仕事をしてくださっていますよね。重山さん北古賀さんは福岡から、西村さんは神奈川県から……?

西村 はい。神奈川と静岡の狭間、ほぼ静岡にいます。

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Taizo 以前西村さんのご自宅に伺ったことがあるんですけど、山と海に囲まれた、自然豊かな……。

西村 いいところでしょう?(笑)

Taizo はい、のどかないいところでした。こんな風にKaizen Platformと働いてくださっているグロースハッカーが全国に散らばっていて。

今後、一緒に活躍できる方をさらに増やしていきたいと思っているので、今日はみなさんに、現在どんな風に働いているかをざっくばらんに伺えたらと思っています。よろしくお願いいたします。

三者三様、それぞれの遍歴。ホームレス時代に見つけた、映像制作という仕事

Taizo みなさんはKaizen Platform以外でもお仕事されていると思うのですが、現在、仕事の中でKaizen Platformの案件が占める割合はどれぐらいですか?

北古賀 ここ半年でいえば、限りなく100%に近いですね。新型コロナの影響で、受けていた撮影案件が軒並みなくなったので。

西村 僕もほぼ全部です。95%がKaizen Platform。残り5%は3Dプリンターを使ったプロダクトデザインの仕事、こっちは副業に近い感覚です。

重山 僕は50%ぐらい。半分は九州のTVCMやイベントのポスター、チラシを作っています。ただ北古賀さんが言うようにコロナ禍で地元の仕事は減っているので、こうして東京との仕事があるのは助かってますね。

Taizo ありがとうございます。僕らKaizen Platformとたくさんお仕事をしていただいているわけですが、まずはそれぞれ今どんな環境で働いているのか、どんな経緯で現在の働き方に至ったのかを簡単にご紹介いただけませんか。まずは、北古賀さんからいかがでしょう?

北古賀 僕は20年ほど前からフリーランスで、デザイン、コーディング、サイト設計、映像といったデジタルコンテンツ制作をしてまして。6年前、代理店さんの紹介で仕事の一つとして受けたのがきっかけで、Kaizen Platformとお仕事しています。

Taizo グロースハッカーの中でも、一番お付き合いが長いですよね。

北古賀 そうですね。働く環境については、ずっとリモートでできるウェブ中心の仕事をやってきたのでどこでやってもそんなに影響ないですが、昼間は福岡の自分の事務所、夜は自宅で仕事をするということで今は落ち着いています。夕方スタートして深夜まで働くこともありますし、朝から晩まで忙しいときもありますが、現状はこの働き方が自分に合っています。

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重山 僕は、Kaizen Platformとの仕事のきっかけは福岡のエージェントに勤めている友人の紹介です。どこに住んでいてもできる仕事で、自分の可能性がまた一つ広がるかなと思って始めました。

Taizo 重山さんは、それまでの経歴も面白いんですよね。

重山 (笑)。20年前にライブハウスを経営していまして。店を潰して、半年間ぐらいホームレスでしたね。そのとき唯一できたのが映像制作だったんです。家もなくフラフラしてたときに、縁あってパチンコのテレビCMを作れないかという話をもらって。それからは、ちょっと日付を変えるだけの作業も含めて、多いときは月40本とかCMを作っていました。

Taizo それはすごい。

重山 絵コンテを書くのも、音撮りもミックスも自分でなんでもやりました。仕入れゼロで作れらるものがあるというのはありがたいですよね。当時パチンコ屋さんにはだいぶ助けてもらったなあと。そういう過去もあって今の自分があります。

Taizo 西村さんも苦労があったとか。

西村 こんな良い話のあとで、まだ話す心の準備が整ってないんですけど(笑)。僕は前職でちょっと体を壊しまして。それで田舎に帰ってきたはいいものの、さてどうやってお金を稼げばいいかと考えていたときに、Kaizen Platformと出会いました。ちょうどKaizenAdの立ち上げのタイミングでもあって。

始まったばかりのサービスで仕事の流れが新鮮に感じましたし、それまでニコニコ動画で映像は作っていましたが広告動画制作は初めてで、面白くて。一年前までAfterEffects(動画編集ソフト)は触ったこともなかったですが、楽しみながら続けられています。

東京から地方に移住して、何が変わった? 

Taizo 西村さんや北古賀さんは都内に住んでいた経験がありますよね。東京から地方に移り住んでみて、一番実感したことはなんでしょうか?

西村 僕は、正確に言うと横浜に住んで東京の会社に勤めていたんですが、当時と今とで大きく違うのは人間関係ですね。会社に行くと、どうしても不要なコミュニケーションが発生します。事あるごとに開かれる会議や打ち合わせ、メールや電話、社内での会話、それが大事だっていう人も当然いるんですけど、僕にとっては情報が多すぎて……。

それがない今の環境がとっても合っています。Kaizen Platformがなかったら、死んでたかもしれないですね(笑)。

Taizo それはよかった……。北古賀さんはいかがですか?

北古賀 僕は東京にいたのはもうずいぶん前の話ですが、東京から田舎に戻ったことで実感したのは、意外とどんな仕事も裾野が広いんだということです。

東京って、日本の中心地で独特な時間が流れているので、良くも悪くも地方をみていない。僕自身も住んでいたときはそうでした。

でも、僕が今こうしてリモートで仕事しているように、東京の案件でも、回り回って福岡の誰かが受注しているケースがかなりあるんですよね。なので今だったらどこにいても仕事できるのかなという気はします。と言いつつ、僕は佐賀県人なのに、仕事を求めて福岡にきたわけですが。

Taizo 佐賀と福岡でも違うものですか?

北古賀 福岡にきたのももう20年前のことなので、今話しても参考にならないかも(笑)。

まあでも、もしずっと実家でやっていたなら、僕は多分この業界には残っていないだろうなと思っていますね。どこでも働けて、どこでも情報が手に入る世の中ではあるけど、地方によっては、やはりワンテンポずれてしまう感覚があって。それは単純に案件数の差だけでなく、求められるスキルやトレンドの違いとか、すべてひっくるめての話なんですけど。どちらが良い悪いでなくですね。

重山 ああ、うん。制作費も違いますよね。

北古賀 そうですね。九州の福岡以外の県でも仕事をしていたときもありましたが、名刺には福岡の事務所を必ず記載してました。福岡名義のほうがもらえるギャラがちょっとだけ高いので。

重山 TVCMも福岡と隣県の代理店から依頼が来るのとでは、ギャラが全然違うんです。田舎のほうに行けば行くほど安くなる。びっくりするぐらいに。

ただ、田舎にいるからチャンスがないかというとそうでもないんですよ。東京のほうがギャラの高い全国ネットのCM案件があると思いますけど、その分クリエイターも星の数ほどいる。正直な話、僕らぐらいのレベルはゴロゴロいるので。

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だからこうしてKaizen Platformのようなところと繋がってCM案件を受けたり、そこで先進的なビジネスモデルを体験したうえで地元の案件も拾うことは、僕の中ではチャンスだと思っています。

地元の人と酒を交わしながら「あれ商品化したらいいんじゃない」って

Taizo 重山さんは、以前、小さな島のような田舎に住みながらでも稼ぐことができる仕組みを作っていきたいという話をされていましたよね。

重山 地方創生にはずっと関心がありました。地方の可能性をもっと広げたいと思って。だけど田舎には仕事がないんです。首都圏のように仕事さえあれば、自然いっぱいの田舎に住みたいという人はたくさんいるはず。そんな人たちと地元の人とが交わる環境を作って、地方を活性化させるのが僕の夢なんです。

6次産業といいますが、農業や水産業の人が加工品を作るといった新たな取り組みは、デザイナーと地元の人が酒でも交わしながら「あ、だったらそれでジャム作ろうよ」「あれ商品化したらいいんじゃない」って対話することから始まるのかなと思うんです。

Taizo アイデアマンのような存在ですね。

重山 そうですね、でも、もっと気軽なものです。クリエイティブと産業って絶対に結びついてないと発展しない。そのためには、田舎にデザイナーがいないといけないって僕はずっと思っていて。自分が一生そこに関われたら、という思いがあります。


[後編は下記リンク先からお読みください。]

Kaizen Platformでは、一緒に働くグロースハッカーを募集しています。詳細は下記リンク先から。

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