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熱量たっぷりの社内プレゼン大会!初めてKaizenグループ3社での共催となった「ベストプラクティス」レポート

Kaizen Platformでは、半年に一回、「ベストプラクティス(通称ベスプラ)」という社内プレゼン大会を実施しています。

「ちょっといい仕事」や「日常の仕事の中から学んだ教訓」や「しくじり体験から学んだこと」など、メンバーの挑戦を讃え、そしてそれを共有することで全従業員のレベルアップを目的としたベスプラ。

優勝者だけではなく、登壇者すべてに豪華景品が用意されていることも特徴で、毎回自薦他薦問わず多数の応募が集まる、Kaizen Platformで最も盛り上がる社内イベントの一つです。

今回は、ベスプラとしては初めてグループ会社であるディーゼロ、ハイウェル含む全3社から、8チームが登壇。3拠点同時中継で大きく盛り上がったベスプラの一部をご紹介します!

ベスプラ会場は3社のオフィス(白金、赤坂、福岡)を中継したハイブリッド開催でした

あらゆるコスト削減が叶った株主総会DX化

プレゼンター
所属:Kaizen Platform 経営管理部 総務・法務グループ

プロジェクト
Kaizen Platform初のバーチャルオンリー株主総会実施

ベスプラポイント

『不安を解消するにはとにかく事前準備』
株主総会は年に一度、絶対に失敗が許されない大事な会社のイベント。さらにはバーチャルオンリーの実績はまだまだ少なく手探りで進めなければならない、とにかく不安が募る。だからこそ事前準備を入念に、リハーサルも入念に、あらゆる自体を想定し、発生しうるリスクを洗い出し準備することで無事に開催できた。
※1年間でバーチャルオンリー株主総会を開催した企業は3665社中たったの42社(全体の1.14%)

『DXは泥臭い』
バーチャルオンリー株主総会は言わば株主総会のDX。単にオンライン配信で完結させれば良い訳ではなく、DXするためには泥臭い準備が不可欠である。例えば議長が原稿を間違えないような工夫や、下を向きすぎないようにプロンプターを用意することなど、ひとつひとつの改善によってDXは実現する。

『DXをすればあらゆる人が幸せに』
結果的にバーチャルオンリー株主総会を成功させたことで、遠方の株主の方も出席していただけるようになり出席率は前年比190%アップ!さらには運営人材も半数以下に抑え、事務局側のタスクも約40%削減、そしてデジタル化することで備品等のコストも大きく削減するなど、DXは大きな成果を生み出す。

UIデザインと実装クオリティを組織的に向上できる仕組みづくり

プレゼンター
所属:Kaizen Platform クライアントサクセス部&エンジニアリング部

プロジェクト
Webサイト上の申込みフォームにおいて、再現性が高く、効率の良いデザイン・実装を行えるようにする

ベスプラポイント

『過去の取り組みやナレッジを型化し、品質の差をなくす』
UIデザインや具体的な実装要件の勝ち筋は個人に依存しており、品質の差が大きい状況だった。そこで、機能要件単位でフォーマット化できるものに対して、過去の施策を参考にベスプラを検討し、機能別UIコンポーネントを作成した。最終的には機能別UIカタログを作り、より品質の差を無くすことを目指す。

『「成功事例による型化(=ベスプラ)」を自ら作りにいく姿勢が重要』
「属人化」でクオリティを担保するのではなく、新しく入社・参画したメンバーでも、一定品質の納品物が提供できるような環境を整えるべき。そのためには一人ひとりが再現性の高い取り組みを意識することが必要。それが全社に波及することで、質の高いサービスを安定的に提供できる”質の高い人材集団=企業”となる。

リモート時代に求められるコミュニケーション能力

プレゼンター
所属:Kaizen Platform クライアントソリューション部

プロジェクト
リモート時代における「コミュニケーション能力」の身につけ方

ベスプラポイント

『コミュニケーション能力の身につけ方』
リモートワークが増えた昨今、オフラインと比較してオンラインでは情報の質も量も減少。さらに非言語コミュニケーションも取りにくい。リモート時代に必要なコミュニケーション能力を身につける必要がある。
コミュニケーション能力の4要素と、それぞれの身につけ方は以下。
【言語】伝える力…結論ファースト/相手のメリットをイメージする
【言語】聴く力…相槌/オウム返し/自己開示+質問
【非言語】伝える力…興味があることをアピールする
【非言語】読み解く力…「この人は多分こういうタイプ」という情報をストックする/興味を持って接する

『コミュニケーション能力の4要素をフル稼働させる方法』
先述の4要素を高めるためには、3つのポイントがある。
1.よく笑う、笑い声が大きい人とは同じテンションで笑う
2.控え目な人には、慈悲深い気持ちで寄り添う
3.端的に進めたい人には通常の1/3の情報量で進める
相手の特性を見極めて、最適なコミュニケーション方法を選択することが重要。

『コミュニケーション能力を高めると、信頼関係が築ける』
ビジネスシーンで求められるコミュニケーション能力とは、「相手に気持ちよく、話してもらう力」。それが信頼関係の早期構築につながる。

選ばれるSES営業になるためのステップ

プレゼンター
所属:ハイウェル HR事業部

プロジェクト
技術者を必要とする企業に、最適なフリーランスエンジニアを紹介するSES

※SESとは「System Engineering Service」の略称で、システム開発における委託契約の一種であり、特定業務において、エンジニアの技術力を提供する契約を指す

ベスプラポイント

『継続契約・独占契約してもらうポイントは、信頼と安心感』
SESの売上を上げるには、フリーランスエンジニアとの契約数だけでなく契約期間の長さが重要。また、フリーランスエンジニアは一般的に1人3〜5社に登録しているケースが多く、競合との人材の奪い合いになっている。つまり、売上を上げるには、継続契約・独占契約してもらうことが大事。
そのためには、信頼と安心感を持ってもらう=選ばれる営業になることが求められる

『選ばれる営業になるための4つのステップ』
選ばれる営業になるためには4つのステップがある。
1.イチ営業…認識してもらう
2.実績のある営業…やり取りをし、実績を作る
3.よく連絡をとる営業…ランチミーティングを実施するなど、定期的にフォローする
4.頼れる営業…希望、条件を把握し、アドバイスする
これらの4ステップを経れば、継続契約・独占契約が実現できる。


お客様の事業グロースに関わる「パートナー」になる秘訣

プレゼンター
所属:ハイウェル 採用支援事業部

プロジェクト
アグリゲーションサイト(indeedなど)の集客支援及び採用戦略支援

ベスプラポイント

『採用単価を下げるには、ターゲットの明確化と訴求のPDCAが肝』
競合と比較してアピールできることを明確化し、訴求。あらゆる切り口でPDCAを回し続けた結果、採用単価が半額になった。

『面接獲得率アップのためには、業務の見える化・整理』
応募対応・面接・内定・採用までのルールがなく、面接獲得率が低い状況にあった。そこで、応募対応業務の見える化とツール活用(アポ調整ツール)を実施。フローの簡略化・面接担当スタッフの業務削減が実現しただけでなく、面接獲得率が約30%底上げした。

『地道な実績の積み上げが、事業パートナーへの昇格につながる』
これらの採用集客・採用戦略の実績から、顧客満足度・期待値が高まり、事業構築の相談も受けるようになった。

難易度の高い要望に応えるWeb制作処世術

プレゼンター
所属:ディーゼロ ユニットリーダー

プロジェクト
小規模事業者(SOHO・SMB)向け商材訴求LP制作

ベスプラポイント
『事前の定義を固めることで無意味なフローの発生を防ぐ』
1ヶ月に5商材分のLPを制作するというタイトなスケジュールに加え、プロジェクトにジョインした時点ではPMが不在(制作環境・ルールを理解している人が誰もいない/制作のことを度外視した構成案)。
都度広告審査など時間がかかる確認フロー、予測不能な戻しタイミングなど課題が山積みだった。
そこで、サイトのルールを明確化。配色、フォントの種類・色、対応ブラウザ(閲覧環境)、ページ内で使用するパーツ(要素)などを事前に定義することで、両社間の齟齬をなくし、クライアント確認などを円滑に進めた。

『誰でも同じクオリティが担保できるようにデータを作成』
今回のサイトは特殊な開発条件や制約の中で制作する必要性があった。そこで、クオリティがブレない/修正に強いデザインデータを作成。デザイン作成の際のルールやパーツを明確にしたり、ツールの機能をフル活用して修正に強いデータにすることで、誰が作っても意図がずれず同じクオリティが担保できるようにした。

『工数を減らし、ミスも減らす環境づくり』
制作メンバーが同時編集できる環境を構築し、作業者間での差分の発生を防ぐだけでなく、バージョン管理の手間を省くことを実現した。
そして、オリジナルのリンターを設定し、ソースチェックを自動化。チェック作業の工数を減らし、クオリティを担保した。さらに先祖返りを起こさないチェック体制を作り、管理を徹底した。

「ベスプラ」は転用可能

信頼関係が築けるようなコミュニケーションがとれない、コストを削減したい、PMが不在で交通整理ができていない、サービス・プロダクトの品質が属人化している、事業パートナーとして認めてもらいたい……。
これらの課題は業界や業種に限らず存在しています。

壁を突破し、プロジェクトを成功に導くナレッジとして、ぜひ今回紹介したベスプラ事例を参考にしてみてください。