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「会わなくても“背中”でつながっている」。Kaizen Platformの共同創業者2名が語る『創業ヒストリー』【前編】

2020年12月22日、東証マザーズ市場に上場を迎えたKaizen Platform。そんな今、Kaizen Platformの最初の一歩を知っている立ち上げメンバーが思うこととは?



Kaizen Platformの共同創業者であり、CCO(Chief Culture Officer)の石橋利真さん、CGO(Chief Growth Officer)の栄井トニー 徹さんの2名に対談形式でインタビューしました。


――上場を迎えた、今の率直な気持ちをお聞かせいただけますか。

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CCO(Chief Culture Officer)石橋利真



石橋 本当に大きな組織になったなと。上場を迎えても今までと変わらず、ハードルは常に上がっていくので、「一段落がついた」というよりは「ここからまた新たに頑張るぞ」という気持ちですね。

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CGO(Chief Growth Officer)栄井トニー 徹



栄井 この8年弱くらい、経営危機に陥るような困難も、急成長も経験してきました。ホッとする気持ちはありながらも、より会社としての責任感を強めていかなければと思っています。

それぞれが自分の仕事を粛々と…でも「背中はぴったりくっついている」経営陣のチームワーク

――会社設立までについて伺いたいのですが、須藤さん(CEO)、石橋さん、栄井さんの3人が出会ったきっかけは何だったのでしょう?

栄井 僕は当時、別の企業にいて、アメリカでビジネスを始めようとチャレンジをしていたのですが、なかなか軌道に乗らず、日本に帰ってきたんですね。そのとき、スドケン(CEO須藤憲司)が書いた「アメリカを拠点に、Kaizen Platformという会社を立ち上げる」という内容のブログをたまたま目にして。



僕自身が失敗しているくらいですから、グローバル経験がない人が会社を立ち上げてもなおさら上手くいかないことはわかっていたので、勝手ながら「そのことを教えてあげないと」と思いました。



ですがスドケンとは繋がりがなく......。どうしようか考えていたところ、共通の知人の紹介で会えたんです。

一方の石橋さんは、当時もうすでにスドケンと二人でKaizen Platformの立ち上げに向けて動き始めていて。初めて顔を合わせたのは、Kaizen Platformのオフィスとして、ベンチャー企業の会議室を間借りするタイミングでしたね。

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仕事風景

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移転先エントランス

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石橋 トニーさん(栄井)がスドケンと俺以外の初めてのメンバーだったんだけど、俺、採用の判断をした記憶がないんだよね。「ありがとう、一緒にやろう!」って気がついたら受け入れていた気がする。



栄井 そういえば、途中、バシさん(石橋)と2年くらい会っていない時期があったよね。会い始めたの、実はここ最近じゃない?

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石橋 そうだね。2013年、14年のアメリカで会社を立ち上げようとしていた時期は、お客さんのところにも一緒に行ったりしてたんだけど、会社が大きくなるにつれてだんだんその機会もなくなって。



今年の1月にスドケンも含めてサウナに行ったのですが、3人で集まるなんて7年間で初めてでした。そのときもさ、俺びっくりしたんだけど、「スドケンとトニーはしょっちゅう飲みに行ってるんでしょ?」って聞いたら......。

栄井 行ってないんですよ(笑)。過去に1回だけ。もちろん一緒にアメリカ出張した時に現地でメシ食ったりとか、そういうことはありますよ。ただ、いざ改まって飲みに行ったことって、1回しかないんですよ。

石橋 この3人のチームワークって、特殊だよね。ほぼ交流せずに、互いの立場や領域で粛々と仕事をしている。それでも、背中はぴったり合わせているっていう。



栄井 不思議(笑)。でも、出会ったときから「何だか相性が良さそうだ」という印象がありました。スドケンはビジョナリーで、バシさんはエンジニアとしてものづくりに長けていて、僕は営業で飛び込む力がある。自分にないものを持っている二人ですし、僕も二人にないものを持っているので。

「人」ではなく、「こと」で考える

――栄井さんから「互いが自分にないものを持っている」というお話がありましたが、須藤さん(CEO)の第一印象はいかがでしたか?

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栄井 頭がいい人だなって。社会や世の中を見る視座がすごく高いと思いました。あと、いい意味で私利私欲がないというか、ピュアなんですよね。もし、「実は俺、ちょっとお金儲けしたくて!一緒にビジネスやらない?」って言われていたら、「そ、そうですか……」って引いていたと思います。

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石橋 「勝手にどうぞ」って感じだよね(笑)。僕は会社員(リクルート)時代にスドケンに出会ったのですが、「会社は、みんながやりがいを持って働ける環境を担保するべき」って感覚を持っていて、そうでないことに対しては徹底的に抗う姿勢を持っている人だと感じました。

栄井 それ、今も変わっていないかもしれない。スドケンから一度も他人への愚痴を聞いたことがなくてさ。なぜなのか尋ねたら、「人に対してではなく、起こった『こと』に対して考えればいい」って言われて。

リクルート時代も、「上司だから○○すべき」ではなく、「会社とはどうあるべきか」と本質から考えて行動していたんだなと思いました。



石橋 大丈夫? これ、スドケン上げすぎてない?(笑)




[後編は次週公開]


<取材・文= ふつかよいのタカハッピー、撮影=高澤梨緒、編集=Kaizen Platform公式note>

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