成長戦略のポイントは「生成AIを活用した攻めのDX」

2024年7月8日 09:00

こんにちは！Kaizen note編集部です。

株式会社Kaizen Platformは、急速に変化するデジタルマーケティング環境において、独自の戦略で成長を続けています。

今回は、2024年5月15日におこなった2024年12月期第1四半期決算発表会で代表の須藤がお話しした、当社の成長戦略をご紹介します。

変化するマーケット環境と新たなマーケティング施策の必要性

現在のマーケット環境は大きく変化しています。かつてはデジタルマーケティングで運用型広告やアフィリエイト、SEOなどで予算を積むことで集客を増やせましたが、今ではそれが難しくなっています。生成AIの進化やプライバシー強化、消費者保護の強化が大きな影響を与えています。

これらの要因により、従来の手法では効果が得られなくなり、新たな施策が求められています。生成AIやインフルエンサーマーケティング、LINEの活用が需要を増やしており、マーケティングとITの融合が求められています。多様性の高いチーム編成が必要で、エンジニア、クリエーター、データサイエンティストなどの専門家が集まることで、効果的な施策を提供できます。

当社は、多様なチームを提供し、アナログからデジタルへの移行を支援しています。日本国内ではPL構造のトランスフォーメーションが遅れていますが、私たちはお客様のDX投資効果を高めることで成長をサポートしています。

サイト改善とコンサルティングを起点に、プロフェッショナルサービスをワンストップで提案

当社は「グロース」と「トランスフォーメーション」の2つのセグメントを持ち、デジタルマーケティングとIT開発を提供しています。

お客さまの最初のニーズは、主にグロースに関するサイトやフォームの改善です。例えば、広告で100人のお客さまが訪れても、コンバージョン率は1%から5%前後であり、90%以上のお客さまが離脱してしまいます。しかし、サイトのブランディングを改善することで、マーケティング投資の効果を飛躍的に高めることができ、そのためサイト改善のご相談が非常に増えています。

また、「DXを進めたいが具体的な方法が分からない」という課題を抱えるお客さまも多くいます。この場合、コンサルティングが重要な役割を果たし、サイト改善と共にお客さまの入り口となります。サイト改善を行うことで、お客さまのROIが飛躍的に向上し、その結果としてデジタルマーケティングや集客、制作、CRMの支援に繋がります。

さらに、コンサルティングで要件が固まると、IT開発のニーズが発生します。具体的には、クラウド、AI、SESなどのIT開発が必要となります。当社はグロースとトランスフォーメーションを連動させ、お客さまのマーケティングROIを高めつつ、IT投資の効率も向上させることで、ワンストップでのDX支援を提供しています。

このように、当社の提案戦略は、圧倒的なROIを実現するサイト改善から始まり、豊富なデータと実績をもとにしたコンサルティングを提供します。そして、デジマBPO、制作、IT開発などのプロフェッショナルサービスをワンストップで提案し、攻めのDXを実現します。これが、私たちの提案戦略の基本となっています。

生成AIを活用したDX推進戦略

コストトランスフォーメーションの主力は、生成AIを活用した生産性向上です。当社は社内向けにAI人材の育成トレーニングを開始し、一部は社外にも提供を始めています。これにより、AI活用人材をSESとして提供することが可能となりました。また、生成AIを活用した顧客体験を開発に組み込むことで、自社およびお客さまの生産性を向上させ、人件費の削減とDXのROI向上を図っています。

顧客と人材の獲得戦略では、業務委託者および正社員の採用が順調に進んでいます。先端のDXプロジェクトを集めることで、新しいチャレンジを求める優れた人材が集まり、DXの加速に繋がっています。さらに、生成AIを活用して顧客体験のDXを進めることで、ノウハウが蓄積され、ROIが改善し、お客さまのDXが加速しています。

攻めのDXプロジェクトと多様な才能が集まる場の創出が重要です。質の高いDX案件を集め、質の高いDX人材を集めることで、事業を進めています。これにより、開発とマーケティングの両面から攻めのDXを支援し、アカウントの獲得経路を拡大しています。

アカウントの獲得経路は、直販、提携、M&Aの3つのパターンがあります。これらを通じてマーケットシェアを高めるために、人材採用とマーケティング投資を行い、アカウント数を増やしています。昨年からはアカウント数の増加以上に、ARPU（取引単価）の向上にも力を入れています。コンサルティングでは、サイトの改善を入口に、デジタルマーケティングやIT開発の広範なニーズに対応しています。