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生成AIによる業務プロセスの革新で企業競争力を強化する

こんにちは!Kaizen note編集部です。

Kaizen Platformは、成長戦略の核として「生成AIの活用」を掲げています。

では、実際に生成AIはどのように業務プロセスに革新をもたらし、企業の競争力を強化するのでしょうか。

先日開催された『AIドリブン経営』出版ウェビナー「AIに最適化したビジネスプロセスの考え方〜今の業務プロセスはどれだけAI化できるのか?〜」の内容から抜粋し、お伝えします!


AIの民主化とビジネスへの影響

近年、OpenAIが開発したGPTモデルの登場以来、世界中でAIのビジネス活用が急速に進んでいます。日本国内でも、大手企業がAIを積極的に導入し、様々なサービスを展開しています。例えば、じゃらんのAIチャットによるコンシェルジュサービスや、集英社のAIによる漫画制作支援、NTTのコールセンターでのAI活用などが挙げられます。

しかし、AIの普及は多くの利点をもたらす一方で、ビジネスに関わる全ての人々が新たな競争環境に直面することになります。私たちは、これを「AIの民主化」と呼んでいます。

生成AIの進化と多様な能力

現在の生成AIは、マルチモーダルな能力を持ち、画像、映像、文字を認識し、さらには音声認識、発話、感情表現、絵画、映像制作、UIデザイン、アイデア創出、質問応答、プログラミングなど、幅広いタスクをこなすことができます。

このAIの進化により、以前は専門の技術者が必要だった作業も、今では誰でも簡単に行えるようになりました。そのため、AIをどのように使いこなすかが非常に重要になっています。ビジネス的な価値は、AIの「使い方」に大きく依存するのです。

AIによるイノベーションと業務プロセスの最適化

私たちは、AIの組み合わせによるイノベーションの重要性を強調しています。単なる発明ではなく、既存の技術やアイデアを新しい方法で組み合わせることが、真のイノベーションを生み出すのです。AIも同様で、その能力を理解し、適切に組み合わせることが重要です。

AIによる業務プロセスの最適化も重要なテーマです。マッキンゼーのレポートによると、特に営業・マーケティング・顧客対応業務において、生成AIが大きな価値を生み出すとされています。私たちは、AIを活用して業務プロセスを分解し、自動化することで、人間がより付加価値の高い業務に集中できると考えています。

AIがもたらすビジネスチャンスと人材育成の重要性

AIの導入は、ビジネスチャンスの拡大にもつながります。イラスト作成やアニメーション制作、コピーライティング、ナレーションなどの作業をAIが担うようになる一方で、人間はより上流の業務にシフトすることが求められます。プロデューサーやソリューション営業、コンサルティングなど、高い抽象度を要する業務は人間が得意とする領域であり、これらのスキルを磨くことが重要になります。

また、日本の人口減少問題を考慮すると、AIの活用はますます重要になってきます。生成AIを活用することで、少数精鋭のチームでも大規模なプロジェクトを遂行することが可能になり、人材不足の解決策となり得ます。

投資家の視点とAIがもたらす資本主義の変化

投資家の観点からは、「ユーザー数を抱えている会社」「生成AIのビジネス基盤を提供している会社」「少人数で効率的に運営されている会社」が注目されています。これらの傾向は、従来の資本主義モデルの変化を示唆しており、人的資本の重要性が相対的に低下する可能性があります。

私たちは、この変化を「人的資本から知的資本へのシフト」と捉えています。個々の才能がAIを使って品質を決定し、チューニングすることが重要になると考えています。これにより、組織構造やアプローチの在り方も変化する可能性があります。

AIによる市場変革と新たな競争力の形成

AIの進化は、市場を大きく変革し、新たな競争力の形成を促します。言語の壁がなくなることで、グローバル企業の参入が容易になり、AIを効率的に活用する企業が市場を形成する可能性が高くなります。このような状況下では、品質を最終的に決定する少数精鋭のチームや個々の才能が企業の重要な資源となります。

労働者の観点からは、AIを活用できるスキルを身につけることが重要になります。AIリテラシー、つまりAIのできること、得意なこと、できないこと、リスクなどを正しく理解することが、今後のキャリア形成に不可欠です。

「AIドリブン経営」の4つの方向性

私たちは、「AIドリブン経営」の4つの方向性を提案しています。

1. AIをバックエンドで提供するインフラ事業
AIをバックエンドで提供するインフラ事業は、生成AIの成長を支える基盤として非常に重要です。これにはデータセンターやクラウドサービスが含まれ、企業がAIを利用するための環境を提供します。

2. AIネイティブなプロダクトへの進化
製品をAIネイティブなプロダクトへと進化させることは、製品自体にAI機能を組み込み、顧客体験を向上させることを目指します。これにより、製品の競争力が大幅に向上し、新たな市場を開拓する可能性があります。

3. 他者の業務をAIで代行するBPOの活用
BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)を活用して他者の業務をAIで代行することは、企業のコスト削減と効率化を実現します。これにより、企業は自社のコア業務に集中できるようになります。

4. コンサルティングを通じて顧客のビジネスプロセスにAIを組み込む
コンサルティングを通じて顧客のビジネスプロセスにAIを組み込むことは、顧客企業の業務効率を向上させ、競争力を高める支援を行います。これにより、顧客はより高度な業務をAIに委任できるようになります。

このように、「AIを中心に経営を考えること」の重要性が増している時代の、新しい経営が「AIドリブン経営」であり、本書ではどのように組織を変革し、どのように生き残るかについての指針をより詳しく解説しています。興味がある方は、ぜひ読んでみてください。

Kaizen Platformの「KAIZEN AI-BPO」コンサルティングサービス

このような状況を踏まえ、私たちKaizen Platformは、「KAIZEN AI-BPO」コンサルティングサービスを開始しました。このサービスは、企業がAIの力を最大限に活用するための強力なパートナーとなることを目指しています。業務プロセスの最適化と効率化を通じて、企業の競争力を大幅に向上させ、人間がより価値の高い業務に集中できる環境を提供します。

AIの時代において、企業がどのように変革し、生き残るかは非常に重要な課題です。私たちは、「AIドリブン経営」の実践を通じて、企業の皆様と共に新たな成長の道を切り開いていきたいと考えています。


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